Tuesday, June 28, 2011

オランダの大学基礎知識

いかにしてオランダの大学への編入へ至ったか,という話を書きたいのですが,その前にオランダの大学の一般知識に関してブログを書きます。



大学色々
まず学部は3年で卒業できます。ここが制度上最も異なる点でしょう。

さらに言うと,大学院修士課程は1年なので,スムーズに行った場合22歳で修士号をとることができます。博士は3年で,どこの国の修士をもっていてもOKです。アメリカのように,別の国で修士をとってもアメリカで再度修士からとらなければならない,ということもありません。ただ一般的に4年以上かかるそうですが。

日本で言う専門学校もありますが,今回は4年制(オランダで言う3年制)の大学に重点を置いて書きます。ユトレヒト大学やライデン大学も3年生です。

ちなみに,専門学校を卒業したのち3年制にいくこともざらにあります。例えばマーストリヒトの専門学校で日本語の会話を勉強した後,ライデンの日本学科で文献中心の勉強をして日本語に習熟するというケースもあります。彼は会話も講読も完璧にこなしますが,それは専門と3年制を駆使した結果です。


学期
学部卒業には180単位が必要です。年間上限60単位,1セメスターあたり30単位をとらなければなりません。1個でも授業を落としたら留年です。授業1つあたりの単位は大学によってまちまちで,ライデン大学は5または10,ユトレヒト大学は7.5です。

3ヶ月からなる1セメスターは,さらに前半後半にわかれています。通セメスターの授業もあれば,前半で終わってしまう授業もあります。前半(もしくは後半)だけの場合は,授業数は7コマ程度です。


評価
評価ですが,特に日本と変わりません。レポートであったり,筆記or選択式のテストだったり,授業中のプレゼンだったりします。イタリアは授業の最後に教授と面接するらしいのですが,今まで聞いた中でそのような評価は1クラスしかありませんでした。

評価は1~10の値のどれかを振られます。0.5きざみで,5.5未満で落ちます。追試はありますが,それでもだめだった場合は留年です。9.0がとることの可能な最高点で,10は選択式テストでよっぽど勉強しないとまずあり得ない成績です。評定平均7.0以上で良い生徒とみなされます。ブルガリア人の友人はレポートで9.5とかとってましたが,当時の先生がブルガリア人だったためでしょう。


言語
学部はオランダ語です。ただオランダの大学は留学生を積極的に受け入れているため,英語でのクラスがたくさん開設されています。そこにオランダ人も混じって英語で受けています。唯一残念なのが,そのようなクラスの場合テストが英語とオランダ語両方で行われます。公平性を欠いた評価となるでしょう。

オランダにはカレッジがあります。3年制の大学の一学部なのですが,海外からの学生を多く受け入れ,全授業を英語で開設している学部です。教える内容はリベラル・アーツで,アメリカ東海岸のカレッジ制を模倣しています。アムステルダム,ユトレヒトなどが有名で,最近はライデンにもできました。僕がこれから入るのはユトレヒトのカレッジです。


国立/私立
国立/私立という区分は現在ありません。数年前に全ての大学に対する助成金を国がカットしたため,今では日本でいう大学法人のようになっています。ライデン大学もそれまでは「国立ライデン大学」だったのですが,助成金全廃に際して真っ先に「国立」の名を取っ払ったようです。


編入
編入の場合は半年か1年分の単位の互換ができます(1年が上限)。
僕の場合は1年分の単位を互換するのでこれから2年かけて学部を卒業します。

一般的な入学と同様の書類・期間を要します。唯一違うのが,単位に関する書類を出さなければならないという点です。書類に関してはまた次回。

1 comment:

  1. こんにちは。編入についてお話しを詳しくお聞きしたいです。

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