Sunday, August 28, 2011

ケニア滞在記①インターンシップ先NGO


71日から819日にかけてケニアに行ってきました。立教AIESECの斡旋でSUFTAというNGO5週間インターンシップをしてきました。ケニア滞在記第一回は主にSUFTAについてとそこで僕のやったことを書こうと思います。



SUFTA(Societies United For Transformation in Africa)はコロゴチョスラムを拠点としたNGOです。コロゴチョスラムで生まれ育った社会人・大学生を中心として2006年に設立されました。コロゴチョスラム住民の生活改善・人権意識促進のために活動をしています。
主に,コロゴチョ低所得層女性へのマイクロファイナンス,小学校に通う女子を対象に開放されたホームワーク用教室(背景の問題意識としては,ケニアでは新憲法が発効されたものの依然女性に対する差別は根強く,特にスラムでは男の子に勉強用の部屋をあてがうため女の子は勉強する場所がない)DVの調査,反HIV意識向上活動などです。
コロゴチョスラムについては,次回キベラスラムと一緒に書きます。

SUFTAは「サステナビリティ」を標榜し,活動資金源として自らローソク製作・販売のビジネスを立ち上げています。コロゴチョに住む女性(未亡人含む)HIV/AIDS患者等いわゆる社会的弱者の人達を雇ってビジネスをまわしています。ローソクは8本入り60ケニアシリング(以下1ケニアシリング=1円と換算してください。もちろん実際には多少ズレがありますが)で,1300パッケージほど売っています。
ライデンでのファンドレイジングの経験と社会心理学の知識を買われ,僕はそのビジネス部門に配属されました。活動内容は①ローソクのマーケット拡大,従来はスラム内で売るだけでしたが教会やスーパーマーケットで売れるように働きかけました。②労働者の意識向上,モチベーションをあげるため販売員とミーティングを行いました。③イベントの企画,ローソクのプロモーションのためにファンドレイジングを試みました。

①ローソク販路
ケニアの役所に行ってきました。ケニアのスーパーマーケットでモノを売るにはKEBSという証明が必要です。これはKenyan Bureau of Standardという役所でもらえるのですが,商品をその役所に持っていって検査を受けなければなりません。5000ケニアシリング~10000ケニアシリング(モノによって変動する)を払う必要もあります。輸入品には輸入品用のKEBSマークがあり,それこそどんな商品にもついています。
ケニアには「クレジョ・マリア」というキリスト教から派生したカルト宗教があるのですが,そこではローソクをミサごとに非常にたくさん使います。色ごとになんらかの意味があり,例えば黒のローソクだと対象を呪う意味があります。ただ実際クレジョ・マリアの教会にも行ってきましたが,暑い日に長いローブを着ていた以外は全く普通の人達でした。

③ケニアの企業協賛
プロモーションイベントを行うためにT-シャツやP.A.システムが必要になったので,企業を回ってきました。ケニアの企業協賛事情は日本と比較して非常にオープンです。日本だとそれこそ何10本も電話をかけて1件当たれば良いといった程度(友人談)だそうですが,ケニアでは10本かけて4件当たります。少なくとも個人のメアドは教えてくれ,そこに企画書を送るよう指示されます。これは電話をする側がケニア人だろうが日本人だろうが同じ結果です。
僕は持ってきてたスーツを着込んで行ったのですが,社内にはどう見てもそこの従業員じゃないような恰好の人らがいました。おそらくNGO出身者で協賛を頼みに来たのでしょう。4社ほど回ったのですが,決まってその手の人がいました。企業が地方NGOなどを支えるという文化が築かれているのでしょう。ケニア最大の通信会社サファリコムは,専用のファンドを立ち上げ,月に1件団体に支援を出しています。


さて上記の活動の成果ですが,全くと言っていいほど上がりませんでした。一つにはケニアンタイムの(言葉は悪いですが)弊害があります。企業もNGOも企画の履行や約束を守るということをなかなかしないのです。文化を尊重しろ,といわれてもそれには限度があり,さすがに2週間くらい引き延ばされた時は怒りました。
過程は省きますがそんな感じで色々あり,7週間のケニア滞在のうち5週間をSUFTAで,2週間をLVCTで過ごしました。また住居に関してはSUFTA時代はコロゴチョスラムに,LVCT時にはキベラスラムに住んでいました。LVCTの話に移る前に,スラムに関して次回ざっくりと書きたいと思います。

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