Monday, August 29, 2011

交換留学の制度上の無意味さについて

ケニアの話を続ける前に,若干脱線。
表題のとおり交換留学の制度上の無意味さについて書きます。

無意味というと語弊があるかもしれませんが,ここでは単位と学問に対する「やる気」に焦点を当てます。英語の上達,海外でのコネ,自分のための勉強は不問とします。またあくまで制度に対する机上の空論ですので,全ての人に当てはまるわけではありません。あしからず(ちなみにここで扱う大学はオランダの大学です)。

日本の大学は少数の例外を除いて,1)4年間在籍,2)124単位取得を卒業要件としています。飛び級は基本的にありません。
他方オランダの大学は,多少の差はありますが,1)基本的に3年間,2)180単位取得が卒業要件です。

さてこの大学に日本人が留学すると,頑張って勉強したとして,年間で60単位を得ることができます。
60単位です。卒業要件のおよそ半分が1年間留学を頑張っただけで取れてしまいます。
仮に彼(女)が3年生の8月から4年生の6月まで留学する人がいるとします。彼(女)がそれまでの2年半フル単できたとして,およそ100単位前後とることになります。留学中「単位のために」勉強する必要はあるでしょうか。
また単純に計算して,1セメスターあたりの単位が30であり日本の卒業要件の4分の1である以上,1年間の留学中半分は遊んでられます。

インセンティブのあたえられない状況ですね。どうしようもないです。こんな状況でモチベーション保てという方がおかしい。少なくとも逃げ道だけはしっかりあります。

以上はあくまで制度上の話です。自分の将来を見据えて上記の甘い誘惑満載の制度にも負けず勉強する人もいるので,その観点から言えば交換留学が無意味かといえばそうではありません。

ただ,上記の膨大な単位をとり続けるコレクター気質な勤勉家ばかりが留学するわけではありません。日本から海外への留学生が減ったと言われている昨今で,シュウカツにばかり原因を帰している人達には,もう少し制度のギャップとそれを埋める日本の特待制度でも考えてもらいたいものです。日本での飛び級とか留学とマッチングさせると最高だと思うんですけどね。

3 comments:

  1. はじめまして。私は関東の大学に通う2年生なのですが、高校のときから考えていた留学をもう一度改めて目指そうと思い情報を得るために色々検索していたら、このブログにたどりつきました!しかも、私もこのユトレヒトユニバーシティカレッジにずっと行きたいと思っていたのですが、まさか、この大学に日本人がいるとは思わなかったので、このようなブログがあってとても驚いています。私の大学はユトレヒトはもちろん、オランダの大学に提携校がないので、自分で1年留学するか、もしくは編入してしまおうかと考えています。ただ、そのためにGPA3.0とibt93を取らなければならないのですが・・・・色々とお話を聞きたいので、ブログの更新楽しみにしています。

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  2. はじめまして。最近忙しくて更新は10月半ば以降になりそうですが,ご質問があればコメント欄ででもお答えしますよ。ツイッター(@akiraigarashi)かフェイスブック(Akira Igarashi)で交流できればもしかしたら早いかもしれません。
    最初からユトレヒトに行きたいっていう人は初めてなので面白いです。ちなみに英語テストに関して言えばIELTSの方がハードル低いです。日本でもおそらくやっているはず。いつ頃の編入/留学を目標に考えていますか?もし来年だとすると締め切りは2月なので,そろそろ準備を始めましょう。

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  3. いきなりすみません。
    関西の大学2年のものですが、ヨーロッパの大学への編入を考えていますが、何から始めたらいいのかわからなくて。。。よかったらアドバイスなど頂けますか?

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